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今村 仁

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(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


最新税務ニュース268 2012.4.17
平成24年3月決算で適用される税制改正(1)


●税額控除では、雇用促進税制と環境関連投資促進税制

そろそろ、3月決算法人の申告が始まる時期となった。そこで、今回と次回の2回にわたって、3月決算法人が今回の申告で新たに適用になる税制改正項目をまとめてご紹介する。

最初は、雇用促進税制である。青色申告法人が、平成23年4月1日以後に開始する事業年度(平成23年6月30日前に終了する事業年度を除く)において、当期末の雇用者の数が前期末の雇用者の数に比して5人以上(中小企業者等については2人以上)及び10%以上増加していることにつき証明がされるなど一定の場合に該当するときは、20万円に基準雇用者数を乗じて計算した金額の特別税額控除(ただし、当期の法人税額の10%(中小企業者等については20%)相当額が限度)ができる。今回の3月決算においてメインとなる改正である。なお、適用に当たっては、事前にハローワークへの届出等が必要になるため、注意して頂きたい。

環境関連の設備投資においては、環境関連投資促進税制という新しい税額控除制度が新設された。青色申告法人が、平成23年6月30日から平成26年3月31日までの間に、エネルギー環境負荷低減推進設備等の取得等をして、その取得等の日から1年以内に事業のように供した事業年度において、そのエネルギー環境負荷低減推進設備等の取得価額の30%相当額の特別償却(中小企業者等については、7%相当額の特別税額控除との選択適用)ができる(ただし、特別税額控除については、当期の法人税額の20%相当額を限度とし、控除限度超過額については1年間の繰越ができる)。

●棚卸評価において、切放し低価法が廃止

棚卸資産の評価方法についても改正が行われた。法人が各事業年度終了の時において有する棚卸資産の価額は、時価の下落について評価損を計上しない原価法と評価損を計上する低価法のいずれかの方法により評価した金額となる。このうち、低価法については翌期首において評価損に相当する金額の戻入れ益を計上するいわゆる洗替え低価法と戻入れ益を計上しないいわゆる切放し低価法のいずれかの方法によることとされていた。それが、平成23年4月1日以後に開始する事業年度(平成23年6月30日前に終了する事業年度を除く)からは切放し低価法が廃止となった。

(担当:村田)

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