インボイス登録番号の調べ方

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


インボイス登録番号の調べ方

令和5年10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が開始されます。

適格請求書(インボイス)を発行できるのは、「適格請求書発行事業者」に限られ、この「適格請求書発行事業者」になるためには、登録申請書を提出し、登録を受ける必要があります。

顧問先様からも、取引先からインボイス登録番号を書いて返信するように封書が届いているが送っていいのでしょうか?など、問い合わせ件数も増えています。

インボイス登録番号については、国税庁HPにて公表されていますので、下記の操作手順で調べることができます。
【国税庁HPホーム画面→分野別メニュー→関連サイト→適格請求書発行事業者公表サイト】

簡単に検索できる!と言いたいところですが、国税庁HPの残念なところは、「登録番号(”T”を除く13桁の半角数字)を入力して「検索」ボタンを押すと、検索結果が表示されます。一度に10件まで検索することができます。」となっており、13桁の法人番号がわからないと検索できない仕組みとなっています。

法人番号の調べ方

そこで、法人番号を調べるには、同画面で青色で記載されている「法人番号を検索したい場合はこちら」をクリックします。

例えば、マネーコンシェルジュ税理士法人の法人番号を調べる場合、
1.商号又は名称:マネーコンシェルジュ
2.所在地:大阪府、大阪市北区
で、検索すると、法人番号「1120005010667」と出てきます。

番号をコピーし、先程の適格請求書発行事業者公表サイトに戻り、Tに後の空白にペーストして、検索します。

結論としては、法人の場合、「T+法人番号」がインボイス登録番号となります。

他にも便利な使い方がありますので、こちらをご覧ください。
◇国税庁|インボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイト
https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/aboutweb/riyou_houhou.html

なお、個人事業主の場合は「T + 新たに発行される13桁の数字」が登録番号となるため、登録番号を知らない限り公表サイト上での検索はできませんので、個人事業主にお尋ねする必要があります。

この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

メール通信№827


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