意外に知らない倒産防止共済の使い方
- ROCK MAGAZINE 平成24年8月号 ジブラルタ生命保険株式会社刊 -


中小企業倒産防止共済という制度をご存知でしょうか。これは中小企業基盤整備機構が運営している、取引先の倒産に備えた共済制度です。中小企業基本法に定める個人事業主や中小企業が対象で、万が一取引先が倒産等した場合には、「掛金総額の10倍」と「その取引先倒産によって回収困難となった債権金額」のいずれか低い方を共済金として貸し付けてくれます。
この共済制度の趣旨は連鎖倒産の防止ですが、実はそれに限らず機動的な使い方が可能なのです。倒産防止共済のメリットは、大きく3つあります。
1つ目は、掛金が全額損金算入できることです。平成23年10月に改正が行われ、掛金の上限がそれまでの8万円から20万円に大きく引き上げられましたので、年間240万円の損金を作ることが可能になりました。


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