出向・転籍にまつわる給与等の処理Q&A
-  企業実務 2018年7月号 日本実業出版 
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グループ会社間で出向や転籍がある場合、その処理に迷うケースは多々あるのではないでしょうか。ここでは、実務上よく見られるケースを取り上げ、Q&A形式でまとめていきます。

 

■出向、転籍の定義
まずは、出向と転籍の定義を確認しておきましょう。出向、転籍とも法律で定められた用語ではありませんが、一般的には下記のような意味で捉えられています。

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出向とは・・・元の企業の従業員としての地位を維持しながら、他の企業においてその指揮命令の下で就労すること
転籍とは・・・元の企業との労働契約関係が終了し、新たに他の企業との労働契約関係に入ること
(出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構)
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■Q1.出向に関連する給与関係の費用はどちらが負担すべきかについての原則的な考え方を教えて下さい。
A1.原則的には、出向者から労務の提供を受けている法人が、その労務の従事内容に応じた相応の金額を負担することになります。

出向者に対する給与の取扱いについては、出向契約書等でその内容が規定されていると思いますが、その実態は会社により様々です。
これについては、「どちらが負担するか」と、「どちらが支給するか」の2つの問題があります。

出向・転籍にまつわる給与等の処理Q&A

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